乳がん予防・更年期障害に大豆イソフラボン

女性ホルモン様作用を持つ天然成分

矢澤 一良 著 1998.07.28 発行
ISBN 4-89295-389-X C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


日本人の骨折率が低い理由

乳がん予防・更年期障害に大豆イソフラボン

牛乳をたくさん飲んでも骨折する?
骨粗鬆症の予防というと、もっぱらカルシウムをたくさんとることが推奨されます。カルシウムは骨の主材料なので、その摂取が重要なのは確かです。
しかし、欧米と日本の比較調査で、興味深い事実が明らかになっています。欧米人が1日にとっているカルシウムの量は、およそ1000r 。これは、日本人のほぼ2倍の量に相当します。ところが欧米人はそれほど多くのカルシウムをとっていながら、骨粗鬆症の患者さんに起こりやすい大腿骨頚部(太ももの付け根)の骨折率が、日本人の3倍も高いのです。
いったいこれはどうしたことでしょう。
カルシウムの摂取が、丈夫な骨を保つうえで不可欠なのは間違いありません。
しかし、骨粗鬆症が深刻となる中高年世代では腸の働きが衰えてカルシウムの吸収率が落ちています。そのため、カルシウムをせっせと補給しても、それがすべて体内に入っていくわけではありません。
また、食事でとったカルシウムを骨にしっかり沈着させるには、日光に当たったり運動することも大切なのですが、高齢になるとそうした機会も減ってきます。
さらに、女性の場合、更年期を過ぎると骨を保護している女性ホルモンの分泌が激減し、骨の中のカルシウムがどんどん抜けていきます。カルシウム補給だけで丈夫な骨を維持するのは難しくなるのです。

大豆イソフラボンで強靭な骨を守る
そこで、大豆食が注目されています。
大豆に含まれるイソフラボンは、からだの中に入ると女性ホルモンとよく似た働きをします。そのため、更年期以後の女性でも、大豆イソフラボンを摂取していると女性ホルモンの激減が緩和され、骨のカルシウム量の減少を抑制できます。
日本人の大腿骨頚部骨折が欧米人より少ない事実も、大豆をよく食べていることと決して無縁ではないでしょう。


大腿骨頸部骨折の人口10万人当たりの標準化年間発生率


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