前立腺肥大症の悩み解消にノコギリヤシの果実エキス

中高年男性のクオリティー・オブ・ライフを向上させる

矢澤 一良 著 2001.10.02 発行
ISBN 4-89295-420-9 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


前立腺が肥大するとどうなるのか

前立腺肥大症の悩み解消にノコギリヤシの果実エキス

排尿障害は三段階で進む
前立腺が肥大すると、尿道が押しつぶされて、おしっこがスムーズに出なくなります。
その様子はちょうど、水道の蛇口につないだホースを手でぎゅっと握りつぶした状態と同じです。
こうなると、当然、膀胱のなかの尿を全部出し切れなくなります。
その結果、少量しか出ない尿を回数で補うべく、頻繁にトイレへ通うようになり、頻尿をはじめ、排尿困難、残尿といった、前立腺肥大症特有の下の悩みが引き起こされてくるのです。

放置すると危険な合併症を招く
排尿障害は、前立腺の肥大が進むほど悪化していきます。
具体的には、15頁の表で示したとおり、三つの段階を経て進むといわれています。
早い段階で対処しないと、肥大が進んで排尿がどんどん困難になります。
そのまま放置すると、やがてトイレに間に合わずに失禁したり、「尿閉」といって尿が完全に出なくなることもあります(45頁)。
また、前立腺肥大による排尿障害は、種々の合併症も誘発します。膀胱炎、尿路感染症、腎盂炎はその代表です。
合併症による炎症で腎臓が障害されれば、最悪、腎不全から尿毒症を引き起こして死亡するケースも出てきます。
前立腺肥大症そのものは、生命にかかわる病気ではありませんが、それにともなう合併症で生命を落とす危険性はあるのです。

肥大のサイズと症状は比例しない
ところで、前立腺の肥大のサイズと症状の出方は、必ずしも比例しておらず、かなり個人差があります。
例えば、肥大のサイズが比較的小さくても、日常生活に支障が出るほど強い症状を訴える患者さんがいます。
一方で、前立腺がかなり肥大し、残尿量が大幅に増大しているにもかかわらず、さほど症状を感じない患者さんも少なくないようです。
後者のように、たとえ前立腺の肥大が進んでいても、本人の自覚症状がうすければ、それは病気とはいえません。
本人が自ら、治療の必要性を感じたとき、初めて「前立腺肥大症」という病気として診断されるのです。


前立腺肥大症の症状の推移

【第一期】
・頻尿=特に、夜間に何度もトイレに起きるようになる
・排尿困難=尿がすぐに出ない、勢いがない、尿線が細い
・膀胱内の残尿=ないか、50ュ以下残っている
・尿意切迫感=急に尿意をもよおす

【第二期】
・頻尿と排尿困難、尿意切迫感がさらに増強
・急性の尿閉が起こりやすい
・排尿時に腹圧を加えないと出ない
・膀胱内の残尿=常に50〜250ml残っている
・切迫性尿失禁=トイレに間に合わず失禁してしまう
・合併症を起こしやすい=膀胱炎、尿路感染症

【第三期】
・極度の頻尿=トイレの往復で一日が終わる
・尿閉=自力で排尿できなくなる
・溢流性尿失禁=ちょっとしたはずみで尿が漏れ出す
・膀胱内の残尿=常に数百ml以上残っている
・腎臓障害の進行=腎不全、尿毒症を招く危険性が高まる


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