関節を守る天然素材の酵母型「サミー」

変形性関節症の緩和に有効、肝臓障害・うつにも

矢澤 一良 著 2011.04.29 発行
ISBN 978-4-89295-812-0 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


グルコサミンを超えるパワー

関節を守る天然素材の酵母型「サミー」

グルコサミンと比較した実験
関節軟骨のプロテオグリカンを増やす食品としては、一般に「グルコサミン」がよく知られています。
グルコサミンは、プロテオグリカンが体内で合成されるとき、一つ手前の段階で生じる前駆物質です。これをサプリメントとして積極的にとると、プロテオグリカンの産生に役立つのは確かなようです。
実はサミーには、このグルコサミンを上回るパワーがあります。
前出の老齢の牛の軟骨を使った実験では、サミーはわずか0・0052μgで硫酸化グリコサミノグリカンの合成量を9%も増やしました。
一方、グルコサミンは、5μg投与しても、硫酸化グリコサミノグリカンの合成量の上昇は6%にとどまりました(図)。
つまり、サミーは、グルコサミンの千分の1の量で、硫酸化グリコサミノグリカンの合成を1・5倍も高めたのです。単純に比較すると、サミーの効果は、グルコサミンのおよそ1500倍も高いのです。
加えて、サミーとグルコサミンを一緒に投与すると、効果がさらに高まることが明らかとなりました。
グルコサミン5μgとともに、サミー0・0052μgを投与したところ、硫酸化グリコサミノグリカンの合成量は25%も向上したのです。
前記したように、グルコサミン単体では6%、サミー単体では9%の向上でした。ところが、両者を一緒にとると「6%+9%=15%」ではなく、その1・5倍の「25%」になったというわけです。これはシナジー効果(相乗効果)と呼ばれるものです。
グルコサミン単体で投与した場合と比べると、サミーを併用することで4倍以上も合成量が高まったことになります。
このように、サミーはグルコサミンの力を底上げする効果があります。両者を一緒に摂取することでプラスαの効果が期待でき、“食べ合わせ”を考える場合、相性のよい成分同士といえます。

分解を抑える効果も高い
サミーは、軟骨の合成を促すだけでなく、分解も抑えることが、以下の研究で明らかにされています。
研究では、軟骨由来のプロテオグリカンに、それを分解する酵素を加え、以下の3つの物質でどこまで分解が抑えられるかをみています。

@グルコサミン単独
Aグルコサミン+酵母型サミー
Bグルコサミン+化学合成サミー

結果は、グルコサミン単独より、サミーを加えたときのほうが、明らかに軟骨の分解が抑えられました。そして酵母型サミーと化学合成サミーで比較すると、酵母型サミーを加えたときのほうが10%以上効果が高くなりました。

コンドロイチンとも好相性
もう1つ、グルコサミン&コンドロイチン製剤にサミーを加えた場合のデータもあります。
同研究では、変形性関節症の患者さんの大腿骨から摘出した軟骨細胞を用い、その合成活動に与える影響をみています。
結果、グルコサミン&コンドロイチン製剤にサミーを加えて投与すると、軟骨細胞の合成が228%増加することがわかりました。これはグルコサミン&コンドロイチン製剤を単体で使ったときの3倍以上の数値です(図)。

※図省略


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