痴呆症、うつ、ADHDに克つホスファチジルセリン

高齢化・ストレス社会から脳を守るブレインフード

矢澤 一良 著 2002.04.27 発行
ISBN 4-89295-426-8 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


神経細胞のリフレッシュに必須

痴呆症、うつ、ADHDに克つホスファチジルセリン

神経細胞の新陳代謝を活性化
ホスファチジルセリンが脳に豊富にあれば、膜たんぱく質の活躍で、細胞内外の物質の流れが円滑に保たれます。
すると、個々の神経細胞には絶えず新しい栄養が供給され、同時に細胞内部の老廃物がどんどん排泄されて、新陳代謝が活発になります。
その結果、神経細胞のアンテナ(樹状突起)はぐんぐん伸び、情報伝達物質(主にアセチルコリン)の放出も盛んになって脳の情報ネットワークは充実します。

NGF産生の利用効率を高める
また、神経細胞は、自ら神経成長因子(NGF=Nerve Growth Factor)を作って放出し、それを利用しています。
加齢によるNGFの産生量の減少は、アルツハイマー症の一因ともいわれていますが、じつはホスファチジルセリンはここにも関与しています。
ホスファチジルセリンには、NGFの産生を高めたり、加齢にともなうNGFの利用効率(レセプター機能)の低下を抑える働きのあることが、試験管内の実験などで確認されているのです。
このほか、古くなった神経細胞の排除にもホスファチジルセリンは一役かっており、脳のリフレッシュに必須の存在となっています。

脳のトラブルの予防と改善に最適
ですから、日常的にホスファチジルセリンを摂取していると、加齢やストレスによる神経細胞のダメージを防ぐうえで大いに有効です。
すでに神経細胞が障害され、記憶力や集中力が衰えていたり、精神不安などの症状が出ている人も、ホスファチジルセリンを積極的に補給すれば、個々の神経細胞が次第に元気になって症状の好転が望めます。
実際に、ホスファチジルセリンを投与すると、脳の神経細胞が活性化したり、エネルギー代謝が高まることが、EEG(二次元脳電図)やPET(脳断層撮影法)を用いた研究で明らかにされています。
また、たとえ脳の神経細胞が大量に死滅している痴呆症の患者さんでも、ホスファチジルセリンの摂取で残っている細胞の活性を最大限に高めることができれば、その克服に有利となります。
では、ホスファチジルセリンが脳の老化や痴呆症、ストレス症状にどこまで効果を発揮するのか、さっそくみていきましょう。

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