オリゴ糖で“腸”元気!!

大腸ガン・老化の防止に

光岡 知足 著 1997.08.31 発行
ISBN 4-89295-379-2 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


ストレスが悪玉菌を増やす

オリゴ糖で“腸”元気!!

腸内細菌のバランスを崩す
かなりのお年寄りでも、若い腸内細菌のバランスをもち、きれいな腸内環境を維持している人がいます。その一方で、年齢は若いのに、善玉のビフィズス菌が異常に少なく、悪玉のウェルシュ菌が多く、いわば腸内細菌のバランスの老化が進行しているというケースもあります。
病気になったときはもちろん、精神的あるいは肉体的ストレスを受けていてもビフィズス菌が減少して、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増加するという状態になってしまうことがよくあります。便秘の原因になることでもわかるように、ストレスは胃腸に大きな負担を与えるものなのです。

自衛隊レンジャー部隊の腸内細菌
私は自衛隊のレンジャー部隊で働く青年たちの腸内細菌のバランスを調査したことがあります。彼らが厳しい訓練によって受けるストレスは、非常に大きいものです。というのは、訓練を受ける前はふつうの青年と同じように、健康な状態と比較的よい腸内細菌のバランスを保っていたのに、二週間の訓練を終えた後にはビフィズス菌が減り、ウェルシュ菌が幅を利かせ、お年寄りのものと変わらないぐらいバランスを崩していました。そのとき、腸内には多くの腐敗物質が発生していました。胃腸の変化はそれだけではありません。ほとんど胃潰瘍になる寸前の状態になっている人もいました。
この現象は、ストレスによって胃腸の機能が低下し、唾液や胃酸の分泌も悪くなった結果と考えられます。また、恐らく免疫機能も低下し、悪玉菌の増殖を許してしまったのでしょう。
アメリカの航空宇宙局(NASA)でも、かつて宇宙飛行士たちの腸内フローラがどのように変化するかを調べていました。彼らが感じるストレスは、おそらくレンジャー部隊の比ではないでしょう。事実、宇宙飛行士たちが不安や恐怖を抱いただけで、腸内フローラのバランスが明らかに崩れてしまうことがわかっています。
一般人の場含は、それほど急激な変化を起こさないでしょうが、ストレスが重なれば、腸内細菌のバランスに悪影響をあたえることに違いはありません。
腸内細菌のバランスの悪化は、やがて癌や老化など健康阻害につながるわけですから、極力ストレスを避けるようにしたいものです。


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