“第七の栄養素”核酸パワー

新陳代謝を助け細胞イキイキ

松永 政司 宇住 晃治 共著 版 1995.06.10 改訂版 2008.12.16 発行
ISBN 978-4-89295-629-4 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


認知症のリスク低減に

“第七の栄養素”核酸パワー

認知症の三つのタイプ
認知症は、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、そしてこの二つの複合型の三つに分けられます。
アルツハイマー型の原因についてはいろいろな説がありますが、概して脳内に異常なタンパク質(β―アミロイド=老人斑)の蓄積が見られるのが特徴です。この異常タンパク質の蓄積は、遺伝子DNAの損傷による可能性が高いと考えられています。
また、RNAが記憶に深くかかわっていることから、脳内のRNAの減少が原因で起こるという説もあります。
一方、脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などによる血流障害のために、脳の傷害部分とその流域の機能が低下してしまうことにより起こります。

認知症の予防と核酸
アルツハイマー型認知症の予防には、RNAの摂取が有効です。
また、脳血管性認知症については、核タンパクが動脈硬化を予防して脳梗塞や脳出血発症などのリスクを低減し、さらに虚血性神経細胞死を抑制するという作用が期待されます。
下の写真はマウスの頚動脈を一五分間閉塞―再潅流し、二日目に海馬組織を詳しく調べたものです。
「無核酸食群(A)」の個体には多数の神経細胞死(アポトーシス=輪郭がぼやけている)が見られますが、「核タンパク投与群(B)」の個体には神経細胞死は少なく(輪郭がはっきりしている)、「DNA投与群(C)」の個体も無核酸食群に比べると神経細胞死は少ないことが分かります。
また核酸食(核タンパク)摂取によって脳血流量の増加が見られ、これらの研究結果から、核酸の経口摂取は脳の神経細胞死を抑制し、脳梗塞などの虚血性疾患の予防にも役立つものと考えられます。


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