天然の沈痛食品MSMで関節元気

変形性膝関節症、リウマチ、スポーツ障害に

本田 真樹 著  矢澤 一良 監修 2006.11.05 発行
ISBN 4-89295-618-X C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


関節症でお悩みの方の大きな味方

天然の沈痛食品MSMで関節元気

関節症、特に膝の関節症に対する関心が、高齢者を中心に国民の間で急速に高まっています。これには、二つの理由が考えられます。

一つは、膝関節症は加齢や肥満などをリスクファクター(危険因子)として、膝の関節軟骨がすり減った結果生じる炎症性疾患ですが、いま、わが国では、高齢者の割合が急速に増え、膝関節症に悩む人の数もどんどん増えていることです。

もう一つは、この病気は、すぐに死につながるものではありませんが、最初、膝の痛みからスタートし、行動の自由を次第にうばい、うつを併発したりしながら、車椅子へと移行した後、寝たきりや認知症を終着駅とする、深刻な進行性の病という側面をもっているからです。

こうした悪循環を早期に断ち切らないと膝関節症は、がんやメタボリックシンドローム以上に「生活の質」を落とす危険をはらんでいます。

従来、膝関節症の治療は、薬物(非ステロイド系鎮痛・消炎剤、ヒアルロン酸注射など)による対症療法や外科手術が主流ですが、これらは副作用や身体的苦痛を伴うといった問題を抱えていました。

そこで最近になって、アメリカを中心に従来の近代医療の限界を打破し、改善をはかろうとの意図から、代替医療(補完医療)を再評価する機運が高まり、実践されるようになりました。その結果、ハリ・灸などの伝統療法やハーブ、漢方、サプリメントなどの中から有効なものを積極的に併用し、治療効果をあげていこうという動きが日本にもおよんできたのです。

特に、膝関節症ではこの傾向が強く、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸などが広く利用されてきました。そして2001年、厚生労働省の通知で、新たにMSM(メチルサルフォニルメタン)という有機イオウ化合物が食品として使用できるようになりました。

古くからイオウは、世界中で炎症性疾患や皮膚病の改善に関わってきました。日本でもイオウ泉や硫酸塩泉の温泉は、関節炎・筋肉痛・腰痛・皮膚病に効果のあることが確かめられていて、有機イオウ化合物であるMSMの効果と多くの類似点がみられます。

MSMは、コラーゲンやグルコサミン、コンドロイチン硫酸とは、全く異なる機能をもち、すでにアメリカでは多くの効果が確認されています。慢性の関節痛や炎症を緩和する作用のほか、血管拡張・血流増加作用、腸管ぜん動運動正常化作用、筋弛緩作用、創傷組織の修復作用、免疫システムの正常化作用、ケラチン(髪、爪、皮膚角質層)形成促進作用、そして必須ミネラルのイオウの補給源としても重要です。

さらにMSMは、自然界の動・植物中や大気中に広く存在し、「食べる安全性」も極めて高いことが種々の試験で確認されています。

先発のアメリカでは、口から摂取するサプリメント以外にも、関節症やスポーツ障害などを対象にジェル、クリーム、ローションなどの外用剤および化粧品にもMSMが広く使用され、サプリメントとの併用による効果アップも可能な素材として注目を集めています。

MSMのユニークな作用が関節症に悩む多くの方々に少しでも役立つことを心より願う次第です。


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