沖縄モズクフコイダンで樹状細胞の免疫力アップ

がん、胃・十二指腸潰瘍、メタボ対策に最適な海の恵み

阿部 博幸 著 2008.11.23 発行
ISBN 978-4-89295-628-7 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


動脈硬化を抑え、心臓と脳を守る

沖縄モズクフコイダンで樹状細胞の免疫力アップ

高脂血症を予防・改善する
沖縄モズク由来フコイダンは、がん以外の病気に対しても大きな効果を発揮します。心筋梗塞や脳卒中の引き金となる動脈硬化を抑える効果からみていきましょう。
血液中に余分なコレステロールや中性脂肪が増えると、血管壁に付着して動脈硬化が進みます。
沖縄モズク由来フコイダンは、このコレステロールや中性脂肪の上昇を抑える働きがあります。

動物を使った実験データ
鹿児島大学大学院(当時)の上原めぐみ氏らが行なった実験では、高コレステロール食とともに、沖縄モズクや、沖縄モズク由来フコイダンを一緒に与えたラットは、血液中の総コレステロールの上昇が抑制されたと報告されています(図)。一方で、沖縄モズク由来フコイダン群は、善玉のHDLコレステロールが高い傾向を示したそうです。
沖縄モズク由来フコイダンは、食事由来の脂質の吸収を抑えるとともに、コレステロールの原料となる胆汁酸の排泄を促す力もあると期待されています。その結果として、血中の余分なコレステロールや中性脂肪が低下すると考えられます。

ヘパリンをしのぐ抗血栓作用
さらに、動脈硬化が進む背景には、血小板の過剰な凝集も深く関与しています。
血小板は、ケガをしたときなどに血管壁に貼りついて出血を止める成分です。ところが、何らかの原因で過剰に凝集すると、血管の壁にどんどん貼りついて動脈硬化を促し、最終的に血管の内腔をふさいでしまう場合があります。「血栓性の閉塞」と呼ばれる状態です。
この血栓により、心臓を養う冠動脈が詰まったり、脳の血管が詰まることもあります。その結果引き起こされてくるのが、心筋梗塞や脳梗塞です。
血液の凝固を抑える薬としては、ヘパリンがよく知られています。その有効成分は硫酸基といわれていて、沖縄モズク由来フコイダンも硫酸基をもつことから、血液凝固を抑える作用が期待されています。
実際に、琉球大学農学部の田幸正邦教授が、沖縄モズク由来フコイダンの抗血液凝固作用を実験で確認。その効果は、ヘパリンをしのぐレベルだったと報告しています。

血圧の上昇抑制効果も期待
血圧の上昇も、動脈硬化を促し、心臓に大きな負担をかけます。
沖縄モズク由来フコイダンは、食物繊維としての働きがあり、加えて沖縄モズクにはカリウムも含まれるため、血圧上昇を促すナトリウム(塩分)の排泄に有効と考えられます。
動物実験では、褐藻類由来フコイダンの投与で血圧が顕著に下がったという報告がでています。

※図省略


その他の各種サプリメント関連書籍