睡眠障害ストレスにミルクペプチド

からだと心と脳の不安を退け眠りを促す

矢澤 一良 著 2007.04.09 発行
ISBN 978-4-89295-621-8 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


現代人に必携のリラックス成分

睡眠障害ストレスにミルクペプチド

ミルクに豊富な理由
リラックス効果のあるミルクペプチドが、ミルクの中に含まれているのは非常に理にかなったことといえます。
生まれたばかりの乳児は、想像以上に強いストレスにさらされています。それまでお母さんのおなかの中で快適に保護されていたのが、出産を境に急激な環境の変化に対応していかなければならないからです。
そうした強いストレスから乳児を守るための重要な成分として、母乳中にミルクペプチドが用意されていると考えられます。

乳児特有の体内環境
加えて、乳児の体内環境は、ミルクから効率よくミルクペプチドを得られるしくみになっています。
ミルクペプチドは、ミルク中では他のアミノ酸やペプチドとくっついた「乳たんぱく(カゼイン)」の形で存在していますが、乳児の体内には乳たんぱくからミルクペプチドをうまく切り出すトリプシンというたんぱく質分解酵素が多く存在するのです。
これもまた、乳児のストレスをやわらげるために自然が用意した配慮と思われます。

大人はミルクを飲んでも不十分
他方、乳児期を過ぎると、体内の主なたんぱく質分解酵素はトリプシンからペプシンに変わります。
このペプシンには、ミルクペプチドを切り出す働きがありません。つまり、乳離れした子どもや大人がミルクを飲んでも、ミルクペプチドの効果はほとんど期待できないのです。

年齢に関係なく重要な成分
おそらく、ひと昔前であれば、乳児期を過ぎてある程度発育すれば、ミルクペプチドの力に頼らなくても心身の健康を十分に保つことができたのでしょう。
しかし近年になって社会は複雑さを増し、生活環境は大きく様変わりしました。
そうしたストレスの多い現状では、年齢に関わらず、心身がつねに緊張をしいられて疲労困憊し、睡眠障害や心の病を発症するケースが増えています。
ミルクペプチドの効果は、もはや乳児だけでなく、すべての年代の人に必要不可欠なものとなっているのです。
すでに欧米では、ミルクペプチドの効果を科学的な側面から立証した研究データが数多く報告されています。同時に、食品としての安全性も多方面から確立されています(次章参照)。
いまやミルクペプチドは、ストレスの多い現代人に必携のヘルスフードといえるでしょう。


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