メシマコブでガン・生活習慣病に克つ

幻のキノコが免疫力を増強して抵抗力アップ

松永 政司 著 2002.08.31 発行
ISBN 4-89295-428-4 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


メシマコブの驚くべき抗ガン力

メシマコブでガン・生活習慣病に克つ

日本での研究が発端
メシマコブもキノコの一種ですが、キノコには古くから薬効成分が含まれていることが知られており、わが国においては、薬用として用いられてきたものも少なくありません。
わが国に生育しているキノコの種類は非常にバラエティに富んでおり、全部で約二〇〇〇種、食用になるものだけでも約三〇〇種にのぼります。
このような事情から、キノコに関してはさまざまな研究が行なわれてきたのですが、一部のキノコの成分に抗ガン活性が発見されてからは、そうした方面でのキノコの研究に注目が集まるようになりました。
キノコの種類は大別すると、担子菌類と子嚢菌類とになります。担子菌類はシイタケ、シメジ、ナメコなど、私たちが普通キノコと呼んでいるもので、子嚢菌類はカビのことをいいます。メシマコブは担子菌類になります。
この二種類のうち、抗ガン活性が期待されるのはおもに担子菌類のキノコです。
一九六八年、国立がんセンターの研究グループによって、一つの実験が行なわれました。この実験では、サルコーマ180というガン細胞を移植したマウスに、メシマコブを含む十数種類の担子菌類の熱水抽出エキスが注射され、それぞれがガンの増殖をどれくらい抑制するかという抗ガン作用が調べられました。
このときの実験で、初めてメシマコブの抗ガン作用に関するデータが明らかになりました。このことがきっかけとなり、その後、山名征三先生(前出)などにより、より研究が深められていくことになるのです。

腫瘍阻止率九六・七%
国立がんセンターの実験により判明したのは、腫瘍阻止率九六・七%という、メシマコブが持つ高い抗ガン作用でした。シイタケからはレンチナン、カワラタケからはクレスチンという抗ガン剤がつくられていますが、シイタケ八〇・七%、カワラタケ七七・五%という結果を見ると、メシマコブの抗ガン力の大きさがよくわかります。
 しかし、抗ガン剤として製剤化されるまでには至りませんでした。その理由としては、前述したように天然のものが少ないこと、栽培や培養が困難なことなどが挙げられます。

韓国では医薬品として活用
長い間、幻のキノコと呼ばれてきたメシマコブでしたが、ついに韓国の研究者が菌糸体の人工培養に成功します。そこで韓国では、一九九二年から科学技術省主導のもと、国家プロジェクトとしてメシマコブの製剤化に取り組むことになります。
その結果、生まれたのがPL2・PL5の菌株を人工培養し、その熱水抽出エキスからつくり出した製剤「メシマキャプセル」(以下、「メシマ」と表記)です。
一九九三年、この「メシマ」は、韓国政府から抗ガン剤として医薬品の認可を受けました。現在では、韓国の多くの医療機関で使用され、めざましい効果をあげているとの報告がなされています。わが国では、健康食品として入手が可能です。


メシマコブの抗腫瘍効果

キノコ名腫瘍阻止率(%)
メシマコブ96.7
マツタケ91.8
ナメコ86.5
エノキダケ81.1
シイタケ80.7
カワラタケ77.5
ヒラタケ75.3
カンタケ72.3
チャカイガラタケ70.2
アテゲカワラタケ65
コフキサルノコシカケ64.9
オオチリメンタケ49.2
ウスバシハイタケ45.5
オオシロタケ44.8
ベッコウタケ44.2
キクラゲ42.6



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