ガン治療に「奇跡」をおこすメカブフコイダン

ワカメの芽株がガン・生活習慣病に克つ

清水 妙正 著 2002.12.16 発行
ISBN 4-89295-430-6 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


コンブに含まれるフコイダン

ガン治療に「奇跡」をおこすメカブフコイダン

海藻のもたらす恵み
遠い太古の人たちは海藻類から命の塩塩分を補給していましたが、海藻のもたらす恵みはそればかりではありません。
海藻には、体の機能を正常に保つ上で欠かせない、さまざまな栄養素が含まれています。たとえば、ミネラルやビタミンなどの成分、さらには野菜の食物繊維と同様の働きをするアルギン酸といったものも含まれていることが、いまでは明らかになっています。
こうしたことを何も知らずに食べていた太古の人たちも、海藻類が体によいことだけは、身をもって感じていたに違いありません。

褐藻類に含まれるフコイダン
こうした栄養素に加え、さらに活発な生理機能を発揮する成分が海藻の中に含まれていることが明らかになってきました。それがフコイダンという物質です。
フコイダンとは、硫酸化されたフコース(糖の硫酸化物)を主な成分とする酸性多糖類の総称です。フコイダンは海藻の中でも、褐藻類に多く含まれており、海藻の種類によって、分子構造や生理活性が異なると考えられています。
海藻の表面は普通、ヌルヌルしていますが、そうしたヌメリの主成分がフコイダンなのです。

U‐フコイダンのアポトーシス効果
実はフコイダンは九〇年ほど前に発見されていたのですが、分子量のあまりの多さや化学構造の複雑さなどから、思うように解明が進まず、その生理作用についても、納得のいく研究結果を得ることができませんでした。
ところが、一九九六年の日本癌学会で「コンブ由来フコイダン及びその酵素分解物により誘導されたヒト胃癌と結腸癌細胞株のアポトーシス」という論文が発表され、一躍脚光を浴びるようになったのです。この論文は、宝酒造バイオ研究所と糖鎖工学研究所との共同研究によるものです。

三種類のフコイダン
コンブには三種類のフコイダンが含まれていることが報告されています。
一つは、主に硫酸化フコースからなる「F‐フコイダン」、もう一つは、グルクロン酸を二〇%含む「U‐フコイダン」、残る一つは「G‐フコイダン」です。
このうち「U‐フコイダン」には、ガン細胞の自殺を引き起こす「アポトーシス」効果のあることが判明したのです。
この作用については後ほど詳しく述べますが、いずれにしても、この研究で対象となったのは、褐藻類のコンブでした。


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