免疫力を高め健康体をつくるシイタケ菌糸体

血圧・コレステロールを下げ、ガン・肝炎などの難病にも効果あり

岡田 淳 著 初版1998.06.30 改訂版2006.09.15
ISBN 4-89295-615-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


改良が繰り返されたシイタケ菌糸

免疫力を高め健康体をつくるシイタケ菌糸体

シイタケ栽培は江戸時代からスタート
シイタケ栽培の技術は日本で開発されたものです。その歴史は古く、江戸時代中期に豊後(大分県)、または伊豆地方で始められたといわれています。
1796年(寛政8)に農学者・佐藤成裕が著した『温故斉五端篇』は、シイタケ栽培法をのべた異色の本で、当時すでに菌師または茸師と呼ばれるシイタケ栽培の専門家が伊豆地方にいて、各地から招かれてシイタケ産業を広めています。佐藤成裕自身も米沢、会津、岡山、薩摩などの諸藩から栽培指導員として招かれ、シイタケ生産は藩の財政を豊かにしたといいます。
明治になると栽培法は科学的に改良されるようになり、1935年(昭和10年)アメリカでマッシュルーム栽培を学んだ北島君三博士らによって考案されたシイタケ菌糸の純粋培養『種菌接種法』が生まれました。以来、シイタケ栽培は近代産業として着実に発展していくのですが、種菌業者があまり品種にこだわらず、勝手に銘柄を決めて宣伝したため、その数は増えすぎて、シイタケ栽培家に混乱が生じました。
そこで、1978年、政府は優れた品種の育成と開発者の権威を保護するため、品種登録制度を施行。その結果、進歩的な種菌業者が努力と研究を重ね、改良が繰り返されて現在に至っています。

身近なシイタケは培養がしやすい
数多くあるキノコの中でも、シイタケ栽培が行なわれたのは、材料が手に入りやすいため、培養の研究もしやすかったのではないかと考えられます。
元来、シイタケは春秋の二期に、山地の広葉樹の枯幹、切株などに発生します。温度と水の条件が調整できれば、いつでも作れるため、榾木(菌を接種した原木)による人工栽培が広く行なわれています。

シイタケ菌糸体は植物のようなもの
数多いシイタケ菌の中から選ばれるシイタケ菌糸体もまた、人工的に培養されています。
菌というと、いわゆる病原体の細菌のようなものを想像してしまう方がいるかもしれません。しかし、キノコなど菌類の大部分は糸状で分岐され、菌糸体として構成されていることで、植物と同様に栄養を吸収します。つまり、植物に近いものと思っていいのです。


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