がんの増殖・転移を防ぐ包接プロポリス

包接化で機能性アップ、老化防止や美容効果も

寺尾 啓二 丸田 浩 共著 2010.12.12 発行
ISBN 978-4-89295-810-6 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


多様ですぐれた薬理作用

がんの増殖・転移を防ぐ包接プロポリス

有効成分はフラボノイドなど
医学や薬学的研究などの成果として、プロポリスの持つ、さまざまなすぐれた薬理作用が判明してきていますが、それらに触れる前に、まずはプロポリスの組成および有効成分についてみてみましょう。
プロポリスの産地は、世界に分布しています。そのため、それぞれの植生の違いから、プロポリスの組成は、地域や国により異なってきます。
しかし、平均値をとると、樹脂五〇%、蝋三〇%、精油一〇%、花粉五%、ミネラル類五%といったところです。
また現在、プロポリス中の成分については、三五〇種類以上が同定されているといわれます。
とはいっても、プロポリス中の成分は起源植物ごとに異なるので、これらの同定された成分を、個々のプロポリスがすべて含んでいるというわけではありません。この点は、うっかりすると誤解しがちなので、注意が必要です。
今後、研究の進展に伴い、同定済みとなる成分の種類は増加していくことでしょう。
プロポリス中の主な有効成分として知られているのは、フラボノイド(クリシン、ガランギン、ピノセンブリンなど)、桂皮酸誘導体(コーヒー酸、アルテピリンC)およびそのエステル(コーヒー酸フェネチルエステル〈以下、CAPEとも表記〉)、モノテルペン類、脂肪酸、アミノ酸、ミネラル類などです。

効能が注目される桂皮酸誘導体
これらのうち、特に中心となる重要な有効成分はフラボノイド、アルテピリンC、CAPEなどです。
フラボノイドは、プロポリスのほとんどの薬理作用に関与しており、また、アルテピリンCとCAPEは、どちらも抗がん作用を有するということから、非常に注目度の高い成分といえるでしょう。
フラボノイドはポリフェノールの一種であり、植物の色素として、自然界に広く存在する物質の総称です。その種類は数千といわれます。アルテピリンCおよびCAPEは、桂皮酸誘導体という物質の一種です。モノテルペン類は、精油中の物質です。
国別にプロポリスを比較すると、アルテピリンCはブラジル産プロポリスに、CAPEはニュージーランド産プロポリスに多く含まれます。 したがって、ブラジル産プロポリスにはアルテピリンCの効果を、ニュージーランド産プロポリスにはCAPEの効果をより多く期待できるといえます。

幅広い薬理作用
現在、知られているプロポリスの主な薬理作用には、次のようなものがあります。

・抗菌、抗ウイルス作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・免疫力調整作用
・抗腫瘍作用
・肝保護作用
・尿酸値低下作用

これらをみると、プロポリスが、じつに多様な薬理作用を発揮する機能性に富んだ物質であることがわかります。
各作用が実際にどのような症状や疾患に有効に働くのか、それについては第3章で述べることにします。


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