がんの増殖・転移を防ぐ包接プロポリス

包接化で機能性アップ、老化防止や美容効果も

寺尾 啓二 丸田 浩 共著 2010.12.12 発行
ISBN 978-4-89295-810-6 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


老化防止や美容効果も

がんの増殖・転移を防ぐ包接プロポリス

グルタチオンの産生を増やす グルタチオンは三つのアミノ酸、すなわちグルタミン酸、システイン、グリシンから成るトリペプチドと呼ばれる物質です。私たちの体内で生成され、非常に強力な抗酸化作用を発揮します。
ちなみに、コエンザイムQ10やα―リポ酸なども、体内で生成される抗酸化物質です。
グルタチオンには抗酸化作用をはじめとして、次のような有益な働きがあります。

◎抗酸化作用……紫外線などは活性酸素を発生させるが、中でも毒性の強い活性酸素種の一重項酸素を消去し、細胞膜やDNAの破壊、損傷を防ぐ。
◎美白作用……美白作用を持つビタミンCを活性化し、さらにグルタチオン自体も、シミやソバカスのもととなる表皮中の黒色メラニンの生成を阻害する。
◎解毒作用……有害物質を解毒する働きのある肝臓内で、アルコールやニコチン、環境汚染物質などと結合し、尿中に含まれ、あるいは腸管を経て体外に排泄される。
◎生体機能調節作用……細胞内環境や酸化還元バランスを正常に保ち、タンパク質の合成やDNAの合成、修復を円滑にする。
◎免疫機能亢進作用……リンパ球を増殖し、またナチュラルキラー(NK)細胞によるがん細胞の消滅、ウイルス感染細胞のアポトーシスを促進する。
◎抗老化作用……健康で元気な高齢者は、加齢により減少する細胞内グルタチオン濃度が高い。

これらの作用を持つグルタチオンの産生能力の低下は、老化を速めたり、各種の病気を発症しやすくさせたりと、少なからず悪影響をおよぼします。
プロポリスには、グルタチオン産生作用のあることが判明しています。肝機能を促進し、グルタチオンペルオキシダーゼという抗酸化酵素の遺伝子発現を促し、グルタチオンを継続的に増加させ、その結果、肝臓や血中のグルタチオン含有量を有意に増加させるのです。
このような作用を持つプロポリスを摂取すれば、健康そして美容の両面でよい効果が期待できます。

シワやたるみの改善
美容効果という面では、桂皮酸類(CAPEはその一種)の持つ抗酸化作用とコラーゲン分解抑制作用が見逃せません。
肌の真皮で細胞と細胞の間を満たすコラーゲンやエラスチン(細胞外マトリックス)は、肌の弾力性や硬さ(やわらかさ)を一定に保持する働きを担っています。
そもそも肌のシワやたるみは、紫外線や活性酸素の影響を受け、マトリックスメタロプロティアーゼ(MMP)というコラーゲン分解酵素の働きでコラーゲンやエラスチンの分解が促進されることで形成されます。すなわち、この細胞外マトリックスの崩壊が、肌のシワやたるみの原因なのです。
一方、桂皮酸類は、抗酸化作用により、活性酸素を消去するとともに、MMP酵素の活性を阻害して、コラーゲンの分解を防ぐように働きます。
したがって、桂皮酸類を多く含むプロポリスをきちんと摂取することで、肌のシワやたるみなどの悩みの解消に役立ちます。


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