肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン

各種がん患者のQOL(生活の質)向上に役立つ

安藤 邦雄 著 2009.12.16 発行
ISBN 978-4-89295-805-2 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


精神的ストレスと疼痛を緩和

肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン

心身両面から効果を発揮
がんの患者さんが病名を告知されたときの精神的ストレスは、計り知れないものがあります。
そこにさらに、がんの痛みが加わると、心身両面から患者さんは強いストレスにさらされ、すっかり衰弱してしまいます。がんと闘う意欲が失われてしまうのですね。
ラクトフェリンには、精神的ストレスや肉体的な痛みをやわらげる効果も期待できます。

強い不安感をやわらげる
ストレスを感じると、血液中に抗ストレス作用をもつ副腎皮質ホルモンが増えてきます。
しかし、実験用ラットの赤ちゃんに、ラクトフェリンを与えてからストレスを加えると、副腎皮質ホルモンの分泌が抑えられることが確認されています。
どうやら、母乳に豊富なラクトフェリンは、赤ちゃんの精神安定にも役立っているようなのです。
同様の抗ストレス作用は、大人のラットでも確認されていて、とくに不安感が強いときに大きな効果が発揮されることがわかっています。
これはラクトフェリンの摂取により、脳内で分泌される快楽物質(内因性オピオイド)の作用が高まるためと考えられています。

がん性疼痛にも高い効果
脳内の快楽物質を活性化するラクトフェリンは、がんによる痛みの緩和にも効果的に働きます。
動物実験では、ラクトフェリンを与えると、急性の痛みは約30%、炎症による痛みは約60%もやわらぐことが確認されています。

モルヒネとの比較
痛みを抑える薬としては、モルヒネがよく使われます。しかし、モルヒネを繰り返し使用すると、体に耐性ができて最終的に効き目が失われてしまいます。
片や、ラクトフェリンは連用しても耐性が生じることはありません。
加えて、ラクトフェリンをモルヒネに併用すると、モルヒネの鎮痛効果が高まることも、動物実験で証明されています。
これはモルヒネの使用量を減らすうえで有利です。

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