免疫バランスを正常に保つ“免疫乳酸菌”

がん予防、生活習慣病の改善で“健康寿命”を延ばす

矢澤 一良 著 2002.01.08 発行
ISBN 4-89295-423-3 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


食中毒や感染症の予防に最適

免疫バランスを正常に保つ“免疫乳酸菌”

有害菌の排出を促す
免疫乳酸菌の常食は、食中毒や感染症を引き起こす病原菌への抵抗力を増すうえでも最適です。
日本ベルムBRM研究所の柳沢昊永氏らは、ネズミにフェカリス免疫乳酸菌を四週間与え、一夜絶食させたのち、SM耐性の大腸菌を投与する実験を試みています。
ちなみに、SM耐性の大腸菌とは、ストレプトマイシンという薬物に耐性をもつ大腸菌で、抗生物質では排除できないやっかいな悪玉菌です。
このSM耐性大腸菌に対して、フェカリス免疫乳酸菌がどこまで効果を発揮するかを調べたわけです。
結果は、対照群に比べて、フェカリス免疫乳酸菌を与えていたネズミは、二日目と三日目の糞便中のSM耐性大腸菌の数が明らかに少なくて、四日目、七日目になると、この大腸菌が検出されるネズミの数そのものが減少したそうです。

日和見感染の予防にぜひ!
ところで、病気の治療で抗生物質や抗がん剤を長く投与していると、免疫力が大幅に低下して、感染症にかかりやすくなります。
このとき、感染症の原因となるのは、主にカンジダ菌や緑膿菌などの病原性の弱い「日和見菌」と呼ばれる細菌です。
免疫力の衰えている高齢者では、病気そのものより、こうした日和見菌の感染で生命を落とす場合が少なくありません。また、日和見菌は、いま問題になっているч@内感染の代表的な原因菌でもあります。
実は、免疫乳酸菌は、こうした日和見感染の予防食としても大いに注目されています。
ニチニチ製薬が行なった実験を紹介しましょう。
ネズミに免疫抑制剤(シクロホスファミド)を注射して、日和見菌を感染させると、すべてのネズミが死亡します。
ところが、同じ条件下でも、フェカリス免疫乳酸菌を食べさせると、生存日数が延びて、なかにはそのまま生き延びるネズミもいたといいます。
このほか、後天性の免疫不全症であるエイズの患者さんに対し、薬剤などとともにフェカリス免疫乳酸菌を併用したら、フェカリス免疫乳酸菌を併用しはじめてから病状が好転したという興味深い報告も出ています。


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