腫瘍免疫の最前線から生まれた「HIMC」

ドクターデザインの食品で免疫力が活性化する

宇野 克明 著 2001.09.20 発行
ISBN 4-89295-419-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


マイタケをメインにした複合食品

腫瘍免疫の最前線から生まれた「HIMC」

キノコの王様、マイタケ
β-グルカンはほとんどのキノコに含まれていますが、とりわけ多く存在しているのがサルノコシカケ科のキノコです。霊芝などサルノコシカケ科のキノコは通常、堅くて味も苦く、とても食用に適しているとは言えないのですが、その中で唯一の例外がマイタケです。
マイタケはシイタケ、シメジ、マツタケなどとともに日本人に愛されてきたキノコです。あまりにおいしくて、見つけた者や食べた人が踊りだすということから、この名がついたといわれます。歯応えや風味の良さから“キノコの王様”とも呼ばれています。近頃、人工栽培が成功して、食卓にも急速に普及しました。

マイタケの成分
マイタケには、β-グルカン、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンD、亜鉛、銅などが豊富に含まれています。抗ガン効果のほか、コレステロールの低下作用、血糖値を下げる作用、血圧調整作用、体脂肪の代謝を促して肥満を抑制する作用、便通作用、抗炎症作用などがみられ、アメリカではマイタケの健康効果を称えて「マジック・マッシュルーム」と呼んでいるほどです。

サイトカインを増やすMC-E
私たちは、マイタケの健康効果に着目して、マイタケを主体とするキノコ類の免疫賦活組成物複合体「MC-E」というものをつくり出しました。MC-Eは、高度なバイオ技術によってマイタケを主体とするキノコの菌糸体を長期間培養し、これに各種酵素反応を施した後に抽出された食品生成物であり、BRMとしての作用があるものです。
BRMというのは、Biological Response Modifiers の略で、「生体応答調節物質」と訳されています。簡略に表現すると「それを摂取することによって免疫機構、すなわちガンへの抵抗力が高まるもの」ということになるでしょう。

β-グルカンがリンパ球を刺激
MC-Eに含まれるβ-グルカンが免疫細胞であるマクロファージなどのリンパ球を刺激して、インターロイキン12(IL-12)などのサイトカインを分泌させ、免疫力を向上させるのです。
ガン患者さんは当然、インターロイキンが健康体の人より低下していますが、ME-Cを投与して二ヶ月後には、健常者の値に近づき、六ヶ月後にはそれを上回る産生を示しました。
これは、MC-EによってIL-12を産生する能力が高いレベルにまで活性化したことを意味していて、免疫細胞が活性化してガン細胞への対処を促したといえるのです。

アメリカでは代替医療で使われている
マイタケのグルカン由来の健康食品は医療の現場でも使われて、研究報告も少なくありません。当初はエイズの治療薬として注目したようですが、ガンにも効くとされ、アメリカの研究グループではマイタケエキスで、前立腺のガン細胞のアポトーシス(自然死)を誘発する作用が認められたといいます。




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