腫瘍免疫の最前線から生まれた「HIMC」

ドクターデザインの食品で免疫力が活性化する

宇野 克明 著 2001.09.20 発行
ISBN 4-89295-419-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


ガンを防ぐのは免疫メカニズム

腫瘍免疫の最前線から生まれた「HIMC」

免疫とは異物を排除し、体を守る機能
人間の体の細胞の一つひとつには、遺伝子がたくさんあり、その遺伝子のほんの一部が変化してガン細胞化してしまいます。
では、免疫について説明しましょう。免疫といえば、ワクチンとか予防接種などでご存じのように、ある感染症に一度かかれば、「抗体」ができて再び同じ感染症にかかりにくくなる生理作用(抗原抗体反応)がよく知られています。
一般には、病原菌や有害なものが体内に侵入したとき、これを攻撃したり、排除する働きを「免疫」とよんでいます。
専門的に言えば、「自己(=self 自分自身の細胞など)」と「非自己(=not self 体の外から侵入してくる細菌やウイルスなど)」を区別した上で、「非自己」を排斥する働きのことです。
つまり、体内に侵入した異物を見つけてはこれを攻撃し、己の身を守る機能です。

ガンを退治する細胞性免疫
免疫メカニズムには二種類あります。「体液性免疫」と「細胞性免疫」と呼ばれるもので、細菌や花粉などを排斥するのは体液性免疫で、ガンに対して働く免疫は細胞性免疫です。
 細胞性免疫は、自己である正常な細胞に隠れている異常を発見して、これを排除する機能です。
ガン免疫に関わっている免疫細胞にはよく知られたマクロファージ(大食細胞)をはじめ、NK(ナチュラルキラー)細胞、キラーT細胞(細胞傷害性T細胞)、ヘルパーT細胞です。
また、これら免疫細胞が活発に働く上で欠かせない「免疫活性物質」(サイトカイン)であるインターフェロン・ガンマ(IFN-γ)やインターロイキン12(IL-12)、および腫瘍壊死因子(TNF-α)などです。
それらが連係し合ってガンに立ち向かうメカニズムは複雑ですが、ごくごく簡単に説明してしまうと、次のようになります。

免疫細胞の活性化が必要
ガン細胞が発生すると、ガン抗原ペプチドという小さなタンパク質が体液中に流れ出るのですが、これはマクロファージが捕捉します。
すると、異常になった細胞があるという情報がヘルパーT細胞に伝わります。
そして、ヘルパーT細胞はサイトカインのインターフェロン・ガンマを通してキラーT細胞やNK細胞にその情報を伝えてш性化させて、ガン細胞への攻撃力を高めるのです。
ですから、免疫細胞がガン細胞を攻撃するのには、さまざまなサイトカインの手助けが必要不可欠になるわけです。
また、ヘルパーT細胞では、ヘルパーT前駆細胞(Th0)がマクロファージや樹状細胞などから放出されるサイトカインの作用を受けて、ガン攻撃に積極的なTh1(ヘルパーT細胞1系)と、消極的なTh2(ヘルパーT細胞2系)という細胞に分化されます。


ガン免疫のメカニズム


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