ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン

解明された驚くべき有効性

北 廣美 著 1999.04.08 発行
ISBN 4-89295-395-4 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


身近にあり、栄養成分もタップリ

ガン細胞を自滅させる昆布のフコイダン

継承されてきた独特の食文化
海に囲まれた日本では縄文、弥生の時代から海藻を食べてきたといわれます。
褐藻類であるコンブ、ワカメ、モズク、ヒジキなどは特に日本人にはなじみ深いもので、酢の物、煮物など、海藻を使った料理は家庭ではもちろん、レストランでもごく当たり前のように出てきます。
近年、ヘルシーな日本食が注目されるようになり、アメリカ人の食卓にも並ぶようになったといわれますが、それでも世界を見渡せば、これほど日常的に海藻を食べる民族は日本人以外にはあまり例がないことをご存知でしょうか。
四方を海に囲まれているがゆえに、生きる知恵として古来より豊富な栄養源を海に求めてきました。海藻もその中の一つで、いわば日本人ならではの知恵と工夫によって発見され、継承されてきた独特の食文化といえるのかもしれません。
さて、日本人に親しまれている海藻の中でわけても一番料理に取り入れられることが多いのはやはりコンブでしょう。
ミネラル成分が豊富で低カロリーの上に、さらにコンブには「うま味成分」のグルタミン酸が含まれているのが特色です。よってコンブはダシの素材として重宝され、それゆえに日本人の各家庭では「おふくろの味」の代表のようにいわれ続けてきました。

古来より身近な縁起物として大活躍
海藻の中でもコンブは食べるだけでなく、日本では古くから縁起物としても親しまれてきました。
たとえば、お正月にはお飾りや鏡もちの下敷きに使われますし、建物を建てる時の地鎮祭でも供えられます。意外に知られていませんが、相撲の土俵の中にもコンブは埋められています。
また「子産婦」とひっかけて、丈夫な子供を授かるように願いを込めて結納品に添えたり、「ヒロメ」という別名を持つので縁起をかついで披露宴の料理に使われたりもしています。
「よろコブ」に通じるといえば、ダジャレのようにも聞こえますが、まさに喜びを表わす象徴として、古くは奈良時代に朝廷へコンブが献納されていたと『続日本紀』にも記されていたほどです。
この奈良時代より供え物としての歴史は始まり、以来、生活に欠かせない縁起物の代表格として、コンブは現代まで脈々と私たち日本人の食生活の中で君臨し続けているのです。

コンブ食に長寿の秘密
コンブは寒い地方で育つ海藻で、日本で食されるものの約90%が北海道で育っています。
古代には貴族などが食べ、庶民には手が出せない高級品だったのですが、室町時代以後は一般人にも手に入るようになり、保存食としても重宝されるようになりました。そして江戸時代には北海道から日本海を渡り、九州、沖縄、さらには清国(今の中国)まで続く船の道「コンブロード」ができ、全国の台所に運ばれるようになりました。
こうして日本全国へ届けられるようになり、現在では、コンブは津々浦々で食べられていますが、日本で最もコンブをよく食べているのは、意外にも産地の北海道から一番遠い那覇市の皆さんなのです。コンブの消費量だけを見ると、富山市も多く、決して那覇市にひけをとりませんが、コンブをダシとして使用することが多い富山に比べ、沖縄では豚肉と炒めるなどして「コンブそのもの」を食することが多いのが特徴です。
ご存知のように沖縄といえば日本一の長寿県。ということは、コンブそのものを食べることに何か意味がある。単に、美味しく、縁起がいいというだけでなく、健康にとてもいい影響を与える秘密が隠された食べ物といってもいいでしょう。


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