マクロファージ活性化に小麦発酵抽出物

免疫力を高めて生活習慣病に打ち勝つ天然の素材

杣 源一郎 著 2008.10.25 発行
ISBN 978-4-89295-627-0 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


免疫には2つのタイプがある

マクロファージ活性化に小麦発酵抽出物

生まれながらある「自然免疫」
免疫は軍隊のようなものだと説明しました。その免疫部隊で働く兵隊が「白血球」です。
白血球は、役割に応じて「食細胞」と「リンパ球」に大別できます。このうち、病原体の侵入に際して真っ先に現場に駆けつけて、その排除に働くのが食細胞です。
食細胞は、病原体を見つけるとむしゃむしゃ食べてしまいます。なかでも大食漢で知られる食細胞が「マクロファージ」です。
マクロファージの食欲はすさまじく、大方の病原体はマクロファージの活躍によって水際で一掃されます。
こうしたマクロファージを中心とする最前線の生体防御反応を「自然免疫」といいます。自然免疫は、植物をはじめ、地球上の生物全般に、生まれながら備わっているのが特徴です。

生後に養われる「獲得免疫」
他方、マクロファージは、病原体を発見すると、自ら直接闘うだけでなく、後方に控えるリンパ球に病原体の情報を伝えます。すなわち、自分だけで排除できない場合に備えて、リンパ球に応援を要請するのです。これによって動き出すのが「獲得免疫」と呼ばれるものです。
獲得免疫に働くリンパ球は、「B細胞」と「T細胞」に大別できます。
B細胞は、抗体という、いわば敵(抗原)に撃ち込むミサイルを作り出す働きがあります。
一方、T細胞は、マクロファージから情報を受け取ると、3つの形に分化します。指揮官役のヘルパーT細胞、兵士役のキラーT細胞、兵士の士気を調整するサプレッサーT細胞です。
リンパ球のB細胞とT細胞が実際に動き出すには数日かかります。その間、マクロファージが敵の感染を食い止め、力が及ばないときはB細胞とT細胞の出動を待って全面戦争へと突入するわけです。
獲得免疫は、生まれたあと、成長する過程で多くの異物と闘ううちに養われていきます。そして一度獲得すると敵の顔を記憶し、二度目以降はよりすみやかに排除できる機能を備えています。


その他の各種サプリメント関連書籍