驚異の酵素パワー

ガン・内臓病・美容まで幅広い効用

藤本 大三郎 著 1994.05.28 改訂版 2006.03.15 発行
ISBN 4-89295-610-4 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


ガンの原因・活性酸素を分解する

驚異の酵素パワー

老化はなぜおこるのか
人間だれしも年をとる。これは誰にも止められない、体内にプログラミングされたことのように思われます。しかし、老化のスピードは人の体調によりけりで、身体へのアクシデントなどが老化を進めるという考え方もあります。
そのひとつの例が、活性酸素と呼ばれる有害物質の存在です。活性酸素とは、ふつうの酸素(O)よりも反応性の強い酸素のことで、スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカルなどの種類があります。
活性酸素は、体内の不飽和脂肪酸と結合して、有害な過酸化脂質をつくるのですが、この過酸化脂質が動脈硬化の原因になります。
また、活性酸素はDNAや、たんぱく質などを攻撃して傷つけ、活性酸素に傷つけられた細胞が「ガン化」するともいわれています。
その半面、活性酸素はバイ菌を殺すという役割をもっていて、白血球などは体内に侵入したバイ菌を殺すために活性酸素を作り出しています。しかし、活性酸素が周囲の細胞を傷つける有害物質にはかわりありません。

活性酸素を抑える酵素
呼吸で得られた酸素の何%かは、活性酸素になってしまいます。
活性酸素の活動を抑制する物質としては、ビタミンE、ビタミンCなどが知られていますが、酵素もそのひとつです。
活性酸素のスーパーオキサイドを分解する酵素があり、その名も「スーパーオキサイドディスムターゼ」といいます。
実験によると、いろいろな動物の肝臓について、酸素消費量あたりのスーパーオキサイドディスムターゼの強さを比べてみたら、寿命の長い個体ほどこの酵素の活性が強いことがわかっています。
つまりこの酵素は、有害な活性酸素を無害な物質に分解することで、細胞を傷つかないようにし、老化やガンから細胞を守っているわけです。

アルツハイマー病と酵素の関係
いまや世界一の高齢化社会の日本、痴呆つまり認知症のお年寄りが増えることは必至でしょう。
認知症と一口にいっても原因・症状により、いくつかに分類できますが、なかでも症状が重く、原因のはっきりしないものが「アルツハイマー病」です。
アルツハイマー型の痴呆では、脳に“老人斑”と呼ばれる斑点がみられるのが特徴です。この斑点は、「プロテアーゼ」という酵素の働きが衰えたことで、たんぱく質がうまく分解されずにシミのように沈着したものだともいわれています。
明確に、酵素の不活性がアルツハイマー病の直接の原因とはいえないまでも、原因の一端を担っているようです。


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