体脂肪の燃焼・ダイエットにカプサイシン

トウガラシの辛味成分が体熱産生を促進する

倉田 忠男 著 2001.08.01 発行
ISBN 4-89295-418-7 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


脂肪を燃焼し、ダイエット効果

体脂肪の燃焼・ダイエットにカプサイシン

アドレナリンがエネルギー代謝を活発化
カプサイシンは体内の脂肪を燃焼させ、エネルギー代謝を良くするので、肥満防止の効果が期待できます。
そのメカニズムは、次のように考えられます。トウガラシを食べると、その中のカプサイシンは胃および小腸で吸収されます。血液中に入ったカプサイシンは全身に運ばれ、脳や脊髄などの中枢神経系をも刺激します。すると、その刺激は副腎に伝わり、アドレナリンというホルモンが分泌されます。
アドレナリンは、外敵に備えたり、緊張したときに筋肉に血液を集め、体内脂肪の分解をもたらす働きをもっています。このアドレナリンがエネルギー代謝を盛んにし、脂肪を燃焼させるのです。
京都大学の岩井和夫教授のグループの実験では、ラットにカプサイシンを与えると脂肪組織の重量と血清トリグリセリド(中性脂肪)が低下する結果が出ています。

やせるには脂肪も燃やすこと
やせるためには体脂肪が減少しなければなりません。人間の体は運動することで最初に糖分がエネルギーになり、次に脂肪がエネルギー源に変わります。ダイエットしても急にはやせないのは糖分が燃焼するところでとどまって、脂肪の燃焼までに至らない場合が多いからです。
ところが、アドレナリンが分泌されると、早い時期から脂肪も燃焼されるので、体重減少につながるのです。カプサイシンはアドレナリンの分泌を促進するので脂肪燃焼の一助になります。
しかし、このような効果があるからといって、大量のトウガラシを摂りすぎれば胃腸に炎症を起こしたり、傷つける恐れがあります。少しずつある程度継続的にとることがなによりも大切です。

ダイエットには有酸素運動が不可欠
飽食・過食社会の反映なのか、男女を問わずダイエットを望む人は跡を絶ちません。ダイエット成功の秘訣は食事内容の見直しと運動につきますが、運動の仕方で脂肪の落ち具合が違うことは、ご存じの方も多いでしょう。
短時間の激しい運動(無酸素運動)よりも、ジョギングなどで酸素を取り込んだ有酸素運動が有効なのです。そして、三〇分以上続けなければ脂肪が燃焼しないとされていましたが、一〇分走って休息、また一〇分の繰り返しでも効果はさほど変わらないとの報告もあります。

腎周囲脂肪層組織重量に及ぼすカプサイシンの食餌中濃度の影響・血清トリグリセリド値に及ぼすカプサイシンの食餌中濃度の影響

その他の各種サプリメント関連書籍