カルシウムが骨・血管・神経を強くする

江澤 郁子 著 1993.01.27 発行
ISBN 4-89295-314-8 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


血圧を下げるカルシウム

カルシウムが骨・血管・神経を強くする

カルシウム不足と高血圧の関係
血圧は、心臓の筋肉や動脈が収縮して血液を押し出す力が強くなったり、動脈の内腔が狭くなって血液が通りにくくなると、高くなります。
カルシウムを十分にとっていれば問題ありませんが、カルシウムの摂取が足りないと血圧が上がります。
カルシウム不足により、骨のカルシウムが余分に血液中に溶け出してその濃度が上がると、動脈細胞内のカルシウムが増加してしまいます。すると血管の収縮が強くなり、血圧が上昇するというわけです。
現在、血圧を下げる降圧薬として使われているカルシウム拮抗剤は、細胞内にカルシウムが入り込むのを防ぐことで血圧を下げています。このことからも、いままでお話してきたことが理解していただけると思います。
実際、ラットを使った実験や高血圧の人の臨床試験結果でも、カルシウムが血圧を下げることが確認されています。

ナトリウムとカルシウムのバランス
塩分すなわちナトリウムのとりすぎは、高血圧の大きな原因だといわれています。
ナトリウムはほとんど細胞外液にありますが、とりすぎるとカルシウムの尿中への排泄を促進させます。また、ナトリウムは細胞内にも入りやすく、人ってしまうとカルシウムを中に引き込む形で、細胞内のカルシウムを増加させ血圧を押し上げます。
ナトリウムのとりすぎは、カルシウムとのアンバランス状態をもたらします。いずれにしても、高血圧を防ぐには塩分のとりすぎに注意するだけでなく、カルシウムも不足しないように摂取することが大切になるのです。


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