免疫細胞を活性化するベータ・グルカン

多糖類が免疫システムを強化して病原菌の侵入に勝つ

小松 靖弘 著 2005.09.19 発行
ISBN 4-89295-606-6 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


免疫は自己防衛のシステム

免疫細胞を活性化するベータ・グルカン

病原菌やウイルスからの攻撃
私たちの体は常に、病気の原因となるさまざまな物質からの攻撃を受けているといってよいでしょう。身のまわりには、そうした物質がたくさん存在しています。病原菌とウイルスは、その代表的なものです。
食べ物の中に混入した病原菌やウイルスは腸管から侵入しますし、呼吸の際や、皮膚の傷口、体の粘膜部分からも侵入します。体内に侵入した異物である微生物は活動を開始し、いろいろな病気を引き起こします。
もし、病原菌やウイルスなどの活動を無制限に許してしまったら、とうてい健康を維持することは不可能となり、私たちの人生は、常に病気に苦しめられることでしょう。
しかし実際には、私たちはいつも病気ばかりしているわけではありません。

免疫システムが外敵を排除
なぜそうなのかといいますと、こうした外敵に対抗する「免疫システム」と呼ばれる力が、私たちの体には備わっているからなのです。
免疫システムでは「自己」と「非自己」とを認識し、病原菌やウイルスなど外部からの異物を排除するだけでなく、体内でつくられた異物、たとえばガン細胞などにも即座に反応して破壊し、活動できなくしてしまいます。そのおかげで、私たちは病気から免れることができ、健康的に生活を送れるというわけです。つまり免疫は、自己防御の軍隊といえるものなのです。
こうした免疫システムは、そのしくみは異なっているものの、他の動物や植物にも備わっています。生物が生命活動を維持していくうえで、絶対に欠かせないものなのです。

免疫機能の低下が諸病を招く
したがって、この免疫システムが正常に機能しなくなったり、その力が低下したりすれば、体には重大な影響が現れてくることになります。
たとえば、アレルギーや自己免疫疾患は、免疫システムが自分自身の体を攻撃してしまうことにより引き起こされる病気です。
また、先天性免疫不全症というのは、生まれつき免疫の働きが悪い病気のことで、一方、成長後の免疫不全は後天性免疫不全症といいます。現在、全世界的に深刻な社会問題ともなっているエイズ(後天性免疫不全症候群)は、その一種です。
私たちが風邪をひきやすくなるのも、免疫力の低下に関係しています。昔からよく「風邪は万病のもと」といわれますが、風邪をひくようなときには免疫力が低下し抵抗力が弱まっているので、その他の病気も誘発しやすく、十分に注意しなければなりません。
つまり、「免疫力の低下は万病のもと」ともいえることになるのです。
私たちの免疫システムにかかわっている器官は、骨髄、腸管、胸腺、脾臓、リンパ管やリンパ節などです。
これらの器官が関係しあいながら免疫のシステムをつくり上げているわけです。


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