免疫細胞を活性化するベータ・グルカン

多糖類が免疫システムを強化して病原菌の侵入に勝つ

小松 靖弘 著 2005.09.19 発行
ISBN 4-89295-606-6 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


免疫力低下のさまざまな要因

免疫細胞を活性化するベータ・グルカン

免疫力が低下している現代人
免疫システムは、私たちの健康を維持するうえで非常に重要な役割を果たしているにもかかわらず、さまざまな要因のために、その機能が低下してしまいます。免疫力を低下させる主な要因としては、以下のようなものが考えられます。

*加齢による免疫機能の衰え。20歳を過ぎると免疫力は低下する。
*身体的、および精神的ストレス。
*過労、不規則な生活、睡眠不足。
*生活環境の悪化。たとえば、排気ガスによる大気汚染や自動車の騒音問題などは、身体あるいは精神に悪影響を与える。
*偏食等による栄養不足、暴飲暴食。
*喫煙。
*過剰な運動、あるいは運動不足。
*ガン治療による骨髄へのダメージ。
*ガン細胞の免疫抑制作用。ガン細胞自身に免疫を抑制する作用があるという研究報告もある。
これらの要因を見れば、私たち現代人の免疫力は低下傾向にあることが、容易にうかがわれるでしょう。

40代からガンの発生が急増
免疫力の低下によって引き起こされやすくなる、深刻な病気のひとつがガンです。
20歳を過ぎると免疫力が低下していくわけですが、それに伴い体内で発生するガン細胞の個数は増加します。特に、40代からは急増し、1日に200〜1000個のガン細胞が発生しているといわれています。
したがって、免疫力が低下した状態がそのまま続けば、生き残ったガン細胞が大きなガン細胞の集団へと成長し、いつかはガンを発病する可能性が高くなってしまいます。
そうならないためには、免疫力を高めることによって、ガン細胞を成長する前にすみやかに破壊し、排除することが不可欠となります。
しかし、不幸にもガンになった場合には、外科手術、放射線治療、抗ガン剤投与などの治療が行なわれますが、放射線治療や抗ガン剤投与においては、現在、それらがもたらす副作用が治療上、大きな問題となっています。副作用のひとつが、他ならぬ免疫力の低下なのです。
前述したように、免疫機能に大きくかかわっている白血球は骨髄でつくられます。その骨髄が放射線や抗ガン剤によってダメージを受け、白血球を正常につくれなくなることが、免疫力の低下につながるのです。
ガンそのものよりも、この免疫力の低下が引き起こす感染症などがもとで亡くなる人のほうが多いのではないか、という研究者の意見もあるくらいですから、この副作用の問題は非常に深刻といえます。
こうした事情もあり、食品由来の免疫賦活剤などを取り入れた免疫療法を柱とする代替医療にも、大きな関心が集まるようになりました。


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