生活習慣病、アンチエイジングにアポラクトフェリン

強力な抗菌作用が多彩な健康効果をもたらす

井上 浩義 著 2010.11.03 発行
ISBN 978-4-89295-809-0 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


カビの増殖もここまで抑える

生活習慣病、アンチエイジングにアポラクトフェリン

低濃度でカンジダの増殖を抑制
カビの中では、カンジダ類に対して、アポラクトフェリンは大きな効果を発揮します。
カンジダ類は、皮膚や粘膜の炎症を引き起こす代表的な原因菌です。
以前、ある化粧品会社から、原料としてアポラクトフェリンを使用してみたいとのお話があり、サンプルをお送りしたところ、きわめて低濃度(0・1〜0・3%)のアポラクトフェリンで、カンジダ類の増殖が抑えられたという報告書を、後日いただきました。
私たちの試験管内の実験でも、アポラクトフェリンの添加量が多いほどカンジダ菌に対する抗菌作用が増すことが確認できています(左ページ図)。その力は、通常のラクトフェリンを圧倒しています。食品成分としては秀でた効果といえます。

寝たきりの「褥瘡」対策にも
カンジダ類は、寝たきりの高齢者にみられる褥瘡の前段階にも患部に増えていることが知られています。
じつはある老人保健施設(老健)で、5年ほど前から約150名の入居者の方を対象に、アポラクトフェリンの外用液を使用しているところがあります。
毎日、体を拭いたあとにアポラクトフェリンを1%含んだ水溶液を背中に噴霧しているそうですが、褥瘡の抑制にとても役立っているとのこと。すでに褥瘡ができている人でも、アポラクトフェリン溶液を噴霧することで、明らかに皮膚がきれいになる様子を、私自身、写真で確認しました。
もちろん、合成抗菌剤の即効性にくらべると、アポラクトフェリンの効果は見劣りします。しかし、合成抗菌剤は長く連用すると、耐性菌が生じて次第に効きが悪くなります。
一方、アポラクトフェリンは天然由来の成分ですから、耐性菌が生じる可能性は非常に低く、肌への刺激が少ないため、高齢者にとっては非常に好ましい素材と考えられます。
ただし、外用で使用するタイプのアポラクトフェリンは、残念ながらまだ市販に至っていません。前出の老健で使用している噴霧用のアポラクトフェリンは、私たちが無償で提供させていただいているものです。

食品に生えるカビも抑える
アポラクトフェリンは、食品に生えるカビを抑える効果もあります。とくに、パンやお餅によく生えるアオカビにとてもよく効き、アポラクトフェリンをパンに1%添加すると、2ヵ月くらいたってもカビが生えてきません。
実際に、アポラクトフェリンを添加してパンを焼くと、カビが生えにくくなることがわかっています。
通常、パンを室内に2週間放置するとカビだらけになりますが、ラクトフェリンを1%添加すると、カビの発生は完全に抑えられます。アポラクトフェリンを3%添加したパンは、2ヵ月たってもカビが生えませんでした。

※図省略

その他の各種サプリメント関連書籍