新機能性食物繊維α−シクロデキストリン

メタボ、コレステロール、アレルギーの改善に

寺尾 啓二 著 2008.12.22 発行
ISBN 978-4-89295-630-0 C2177  文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


多機能性が魅力の新食物繊維

新機能性食物繊維α−シクロデキストリン

α(アルファ)―シクロデキストリン(Cyclodextrin)という名は、あまり耳にしたことがないかもしれません。シクロデキストリン、あるいはサイクロデキストリンのCycloは環状、dextrinはオリゴ糖という意味ですので、日本語では「環状オリゴ糖」とも呼びます。

このオリゴ糖という名なら、馴染みのある方も多いことでしょう。オリゴ糖は砂糖(ショ糖)などと同様に糖質の仲間であり、ローカロリーの甘味料ですが、ダイエット効果が期待できる、腸の健康に有益に働くなどの理由で、広くその名が知られているからです。

通常のオリゴ糖は、鎖状をしています。その両端がつながって環のような形になったオリゴ糖が、シクロデキストリンです。甘みはなく無味です。環の大きさの違いにより、α、β、γの三種類に分かれます。最も環が小さいのが、α―シクロデキストリンです。

シクロデキストリンという名自体は、確かにそれほど一般には知られていませんが、私たちの生活にかかわる、いろいろな分野で利用されています。「包接」という、とてもユニークな性質をそなえているためです。詳しくは本文に譲ります。

これに加えて、最近では、α―シクロデキストリンの食物繊維としての機能性にも注目が集まってきています。「第六の栄養素」と呼ばれる食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」とがあり、それぞれの機能性には違いがあることがわかっています。α―シクロデキストリンの大きな魅力は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の機能を併せ持つ多機能性にあります。この点が、従来の食物繊維とは違って「新食物繊維」と呼ぶにふさわしい、優れたところです。

α―シクロデキストリンについては、さまざまな動物実験やヒトに対する臨床試験などにより、いくつもの健康効果が明らかにされています。本書では、それらについてご紹介したいと思います。


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